ブログで辛口の酒を復活させた途端、書いている人間の方がヤバくなってしまいました。毎回、健康診断の度に肝臓の数値が悪いと言われ続けて来たのですが、チットモ良くならない。相変わらず酒を飲み続けているのだから、良くなるはずもありません。
特に最近、坐骨神経痛になってからは、風呂上りに痛みを抑えるために、それまでより酒の量が増えてしまいました。それを心配した妻や母から肝臓専門の医師に診断してもらった方が良いと言われ、しぶしぶ専門病院に行きました。
結果は、このままだと10年以内に確実に肝硬変か肝臓ガンになり、その後、数年で死ぬとのこと。1日1~2合なら良いですかと聞くと、どこの世界に毎日酒を飲みながら肝臓の治療をする人がいますか。今日から、即、禁酒して下さいと言われ、ガックリしながら帰ってきました。ブログのタイトルも、「ブログ 甘口のジュース」か何かに変えなくてはいけないかなと…
亡くなられた落語家の古今亭志ん生師匠なら、1日も長く講座に上がるために酒をやめろと医師に言われても、「わたしゃあ、酒代を稼ぐために落語をやってるんでさぁ。長く落語を続けるために酒をやめるなんざぁ、まっぴらでぃ!」とか言って飲み続けそうですが、さすがに私にはその割り切りは出来ない。1回でも多くブログを書き続るために、とりあえず(?)酒をやめることにしました。
さて、前置きが長くなりましたが、世の中の企業は、いかに売れる物を作るか、また作ったものを売るかに腐心し、低コストでの製造や、膨大な広告宣伝費を使って販売に努めています。これは一般的には常識ですが、故スティーブ・ジョブス氏は、このような考え方は持っていなかったのではないかと思います。
彼は売れる物を作ろうとはしていなかったのではないか?世界の皆が欲しがる物を作ろうとしていたのではないか?消費者が喜んで欲しがる物を作れば、売る努力は必要ありません。店の前に発売の前日から行列を作ってでも、アップル社の商品を買ってくれます。そのためには使いやすさや性能だけではなく、デザインが重要になります。彼がデザインや製品の質感に異常なまでにこだわったのは、有名な話です。
結局、作る側目線ではなく、使う側目線でのモノ作りが必要なのだと思います。イラストを入れたコースターが、ただの木の板のものの4倍近い値段で売れ、しかも買った人に喜ばれるのも、同じ発想です。