会社のトイレをリフォームし、自社で扱っている山武スギの床材、壁材を張りました。壁は天井まで張るとサウナのようになってしまうので腰高までにして、その上は化学物質を出さない健康壁紙にしました。もちろん羽目板は無塗装で、低温乾燥させた山武スギの油分だけで美しい艶が楽しめます。床のフローリングはさすがに国産の天然塗料を塗り、ある程度の撥水性を確保しました。
床にスギを張ると土足でと言うわけにはいかないので、入るときいちいちスリッパに履き替えなくてはならないのが面倒ですが、年内には事務所内も山武スギのフローリングにする予定なので、そうすれば一般の住宅と同じ使い勝手になります。
これだけの低温乾燥の内装材を張っただけでスギが吸収・分解してくれるのか、トイレ独特のアンモニア臭は全くありません。不自然な香りの市販の消臭剤のいらないトイレです。
トイレの内装に無垢の木を張るのは贅沢だと思われるかも知れませんが、自然な室内環境が最も求められている空間がトイレなのかも知れません。