暑さも少し和らいできた9月下旬、いよいよ床の工事に入りました。
まずは大引(おおびき)という下地材を、約90cmの間隔で渡していきます。
大引ですが、脚固め工事 の関係で、先に付けたものもあります。
写真の左から中央にかけて渡してあるのがそうです。
ちなみに大引の高さは、最終的な床の高さから引き算して出します。
大引の付け方は、大きく分けて2種類。
①束(つか)を立てて、その上に乗せる方法。
写真撮り忘れてて、大引乗ってる写真がなかったのですが、左側の角材が束です。
この上に大引を乗せて、ビスで止めます。
角材の下が濡れているのは、防腐剤を塗っているから。
コンクリと接してる部分から水が上がってきて腐るのを防ぐためです。
①は、主に次の②の方法が使えないときに、この方法をとりました。
②受け金物を使って付ける方法。
金物の裏側にあたる部分に、しっかりした下地がある場合は、この方法でやりました。
簡単だし、地面と接してない分、部材が腐る可能性が低いからです。
こんな具合に、部屋に大引を渡していきます。
整然としていて、気持ちいいです。
古民家は部屋が歪んでいるので、端から同じ間隔で並べていくと、最後はだいたい台形になります。
ま、見えなくなるのでご愛嬌。
次回はこの上に、根太(ねだ)を付けていきます。