古民家の壁やら天井やら床やらを解体した後、まず取り掛かったのが、脚固めという工事でした。
脚固めとは、床下の材をがっちり固定して、耐震性を高めるための工事です。
古民家は、現在の耐震基準に照らすと耐震性能が低いことが多いので、解体したついでにその辺もしっかりさせとこう、というわけです。
百年以上もってる建物だから滅多なことでは倒壊しないと思うのですが、現在の基準法で数値化すると耐震性は低いという診断結果になるそうです。
さて、具体的に何をするかというと。
床下の土台と大引の間に、
合板をバンバン留めていきます。
これによって、建物が歪むのを面で防いでくれます。
土台がないところには、土台を足して、
コンクリートの基礎に埋め込んだボルトで固定。
これで、地面と建物をしっかりと結びつけます。
元々この古民家は、石の上に建物が乗っかっている昔ながらの建て方でした。
それで百年以上もつとは、昔の人の経験と知恵ってほんとにすごい。
次回は耐震工事第二弾、耐力壁工事です。