天井を解体して
前回のつづき
2日間の作業を経て、廊下以外の部屋の天井を解体すると、
こんな感じの古民家らしい、味のある小屋裏が姿をあらわしました。
しかし、それ以上に驚いたのは、
作りが適当!
(左半分は後から増築した部分っぽいです。写真の真ん中あたり外が見えてます。)
補修も適当!
このあたりは、もう少し見栄えのいいようにやり直す必要がありそうです。
ゴミめっちゃ落ちてくる!
白骨死体とか出てこなくて、ほんとよかった。
解体してみないとわからない
古民家の改修は、あけてみないと専門家でもわからない所が多々あるそうです。
確かに一口に古民家と言っても、作られた年代も、地域の建築の特色も、施主さんや職人さん、材料の都合も様々なわけだから、
当たり前といえば当たり前。
蓋を開けてみて、「うわー、これどうしよう」と思うことも多いですが、でもそこが面白い所だと思うし、
何より、そこには確かに歴史と物語があると感じました。
変な形の木材や、明らかに再利用された木材を見ると、
昔は木材が貴重だったから大工さんがあるものを上手く使って作ったんだな、と頭に浮かんできたり、
家の人かはたまた近所の人が、垂れた天井の不具合を解消するために真っ暗な天井裏に登って、突貫で補修したんだろうな、とか。
100年の建物には100年分の歴史が詰まっていて、そこに想いを馳せるのは、普段マンションに住んでいる自分にとってはとても新鮮なことでした。
コストは削減できるけど、危険もある
今回の天井解体、素人2人でも、コツをつかめばある程度スムーズに作業を進めることができました。
建築屋さんに頼めば、30万円~かかる作業なので、そのあたりは改修コストを節約できます。
…が、もちろん危険もあり、(動物のフンやホコリを吸い込む、天井材が落下して当たる、クギが飛び出てる、など)
また、解体した部材を処分する必要もあるので、(量もかなり出ます)
古民家改修で解体をするときは、そのあたりを天秤にかけてどうするかを検討するといいと思います。
次回は、床ぶっ壊し編です。