好きの理由

材木屋の先輩に「なんで杉なん?」と聞かれたのです。

好きに理由はないと思ってるので、今まであまり考えたことはなかったけど、いい機会なので考えてみました。

とはいえ、何もないところから好きの理由を見つけるのは難しそうなので、他と比較したときになぜそれを選ぶか、という切り口でスタート。

まずは、工業製品と杉。

前に住んでたマンションは、ワックスを塗り重ねたクッションフロアにビニールクロス。あるときふと、ビニール袋の中で暮らしてるみたいだなーと思いました。

特に床は、お風呂上がりなんかはベタベタして、気持ちがいいとは言いづらい。

バスマット代わりに何枚か杉を敷いてみたら、サラサラ気持ちがいい。

木の床に座ると、ついついなでちゃう。

あと、コンクリートのベランダに杉をタイルにして並べたら、自然と裸足で出るようになりました。

肌触り、足触りの気持ちよさ。

「いのち」の有無。

生きてる体が、生きてる木に引き寄せられてるのかもしれません。

理由①・・・触れると気持ちがいい

つづく