7月中旬から始まった「旅いく×アウトオブキッザニアinKOTO@榎戸材木店」
本日で夏休み期間の全プログラムの半分が終わりました。
子どもたちは楽しそうに、真剣に、個性あふれる作品を作ってくれます。
新木場という普段あまり訪れない場所に来ること。
暑い倉庫での木工作業。
初めましてのお友達との助け合い。
色んな経験が、子どもたちの夏の思い出の1ページになってくれればいいなーと思います。
プログラム中、子どもたちのお父さんお母さんにも大切な仕事があります。
それは、「お子さんのしごとを見守る」という仕事です。
これ、簡単に思えて結構難しいのです。
ついついお子さんに手を貸したり、口を出してしまったり、
汗を拭いてあげたり、水筒を手渡してあげたり、
「こっちのほうがいいんじゃない?」「ちゃんと先生の話を聞きなさい!」「それ違うでしょ」
子どもたちもついついお父さんお母さんが気になって、話しかけたり振り返ったりしちゃいます。
榎戸材木店のこのワークショップは、できあがる成果物(時計)が一人ひとり違うという特徴があります。
様々な大きさや木目の板から気に入った1枚を選び、たくさんの針や数字やパーツを組み合わせて時計をデザインしていきます。
この自由度の高さはアウトオブキッザニアのプログラムの中でも珍しく、僕らが特にこだわっている点でもあります。
大きい板を選ぶ子
源平(赤と白が混じった)の板を選ぶ子
色を付けない子
時計の中に物語を作る子
時間をかけてきれいに細かく作っていく子
あっという間に終わらせちゃう子
100人いれば100通りある子どもたちの個性、価値観を存分に発揮して、それぞれの作品を作り上げてほしい。
そして、お父さんお母さんにはそれをぜひ見守ってほしいのです。
子どもはたくさん失敗します。
子どもは基本、言うこと聞きません。
聞かせようとすればするほど聞きません。
すごい勢いでしつこいくらい興味を持ったかと思えば、すごい勢いで飽きる。
もう忘れてしまったけれど、きっと自分も子どものときは今と見えてる世界が違ったんだろうなーって思います。
6を逆に貼ったって、
同じパーツばっかり選んだって、
ゆっくりじっくりやって時間がなくなったって、
途中で飽きてしまったって、
全てがその子の、その子だけの、感性で、表現で、学びだと思うんです。
みんな立派におしごとをやり遂げます。
だから、お子さんが一生懸命作った時計ができあがったら、帰りながら、家に帰ってから、たくさん褒めてあげてほしいんです。
それがこのプログラムの何よりの思い出になるはずですから。